2015年9月11日〜13日の3日間、名古屋芸術大学にてAESジャパンコンファレンス・名古屋2015が開催されました。
我々日本学生支部は、「学生による研究室紹介」および「サウンドアウォード最終審査会」の2つのイベントを実施しました。イベントにお越しいただいた皆様、ありがとうございました!
以下、「学生による研究室紹介」の簡単なレポートになります。
「学生による研究室紹介」は、音響に関する研究室に所属する学生にご登壇頂き、それぞれの研究室の研究内容や活動内容、施設、特色などについて詳しく紹介して頂く企画です。
今回は、次の4名の学生にご登壇頂きました。
- 後藤耕輔さん(九州大学大学院 芸術工学府 尾本研究室)
- 水鳥亜美さん(名古屋芸術大学 音楽学部音楽文化創造学科 サウンドメディアコース)
- 松尾明穂さん(日本大学 理工学部建築学科 羽入・星研究室)
- 福島綾音さん(東京芸術大学大学院 音楽音響創造研究分野 亀川・丸井研究室)
(座長:AES日本学生支部 今村秀隆)
研究室の紹介に加えて、「自分の所属する研究室のどこが好き?どこが物足りない?」、「3Dオーディオってどう思う?」、「進路はどんな感じ?」といったテーマについて、ざっくばらんなディスカッションも行いました。また、会場からの質疑応答も行いました。
自分の裁量で好きに研究を進めていける、そしてそれを先生方がサポートしてくれるといったとても良い面がある一方で、設備の物足りなさや、研究内容についての不安などがあったりと、非常にリアルなお話が聞けました。このように他の研究室と比べて自分の環境を振り返ってみると、改めて良い点と気をつけるべき点を確認することができて、司会の私にとっても非常に有意義でした。
また、登壇頂いた皆様は非常に熱心に研究や制作に取り組んでおられてとても高い能力がある一方で、どのように社会に貢献していくかという点で就職先や進路について悩まれているようでした。AESのイベントでは多くの実務に携わっておられるエンジニアの方々がいらっしゃいますので、是非このようなコンファレンス、イベントをきっかけに、学生と企業の交流が生まれれば幸いに思います。